(編集中)診療案内:主な疾患(皮膚科)

主な疾患(皮膚科)

水虫

カビの1種である白癬菌が寄生することによっておこる皮膚の病気です。
手や体にも感染することがありますが、9割近くは足の感染です。
白癬菌の付着が繰り返し起こり、高温多湿の状態が続くと水虫になります。長い時間をかけて症状が進行し、痒みから始まり、何もせず放っておくと、水ぶくれや皮むけなどの症状が出てきます。

◇治療方法◇

顕微鏡で確認した後、抗真菌薬の内服や外用薬にて治療していきます。

イボ

ヒト乳頭腫ウイルスの感染が原因です。
足の裏、手などによくできます。子供にも多く、増えることがあります。またほかの人に移ることもあります。

◇治療方法◇

液体窒素による凍結療法にて治療します。イボの状態によっては手術も行います。

水いぼ

伝染性軟属腫ウイルスの感染によっておこる皮膚疾患です。直径数ミリの光沢のある結節が多発します。
7歳以下の子供に多く、ひっかいてつぶすと周囲に広がります。またほかの人に移ることもあります。

◇治療方法◇

ピンセットでつまんでウイルスの塊を取り除きます。

やけど

部位や深さ、範囲によって重症度を判断します。受傷した直後は正確に重症度を判断できず、時間とともに深さ、範囲が進行する場合があります。

◇治療方法◇

外用薬によって治療していきます。

うおのめ・たこ

よく使われる部分や荷重がかかる部分が、繰り返し刺激を受けることにより角質が分厚くなったものです。うおのめの場合は中心に角質がより固まった芯があるため痛みを伴うことがあります。
刺激の原因を取り除かない限り、治療しても再発することがあります。

◇治療方法◇

角質を柔らかくする軟膏やテープにて治療します。また、角質を削ります。

にきび

ホルモンバランスの乱れや皮脂の過剰分泌、細菌感染などが原因で起こります。10~30代の男女に多く、顔・背中・前胸部にできます。

◇治療方法◇

内服薬や外用薬にて治療します。毛穴に詰まった皮脂や角質を除去することもあります。

帯状疱疹

水疱瘡に一度かかった方が、ストレスや疲労で免疫がさがると、体の中の神経節に潜んでいた水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化し、帯状疱疹を発症します。神経に沿って出てくるため、体の片側に帯状の小さな水疱を伴う紅斑ができるのが特徴です。個人差がありますが、痛みを伴います。ご高齢の方は長期にわたり神経痛を伴うことがあります。

◇治療方法◇

抗ウイルス薬の内服にて治療します。
痛みが強い場合は痛み止めも処方することが出来ます。

◇ワクチン◇

2種類のワクチンがあります。
豊橋市に住民登録があり、満50歳以上の方は助成があります。(市からの予診票の発行はありません。)
予約にて承っていますので、接種ご希望の方はお申し付けください。

水疱瘡

水痘帯状疱疹ウイルスの感染によって引き起こされる感染症です。全身にかゆみを伴う発疹ができます。その後赤い発疹となり、水ぶくれもできます。発熱を伴うこともあります。

◇治療方法◇

抗ウイルス薬の内服やかゆみや発熱に対しての対症療法にて治療します。

アトピー性皮膚炎

もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリアー機能が弱い人に多く見られる皮膚の炎症を伴う病気です。湿疹とかゆみが良くなったり悪くなったりを慢性的に繰り返します。

◇治療方法◇

内服薬や外用薬による治療します。
症状により薬が変わってくるため、その状態にあった治療を続けることが大切です。

巻き爪・陥入爪

爪が爪の横の皮膚に食い込むことで痛みが起こる症状です。深爪が原因になることが多いです。化膿することもあります。親指の爪が一番症状が出やすいですが、ほかの爪でも起こることがあります。

◇治療方法◇

痛みを和らげる処置を行います。
痛みや化膿している場合は、抗菌薬の内服薬や外用薬を使用します。
また正しい爪の切り方の指導も行います。

粉瘤

皮膚の下に角質がたまった袋(嚢腫)が形成されたものです。大きなニキビのようなもので、だんだん大きくなり、体中のどこにでもできます。炎症を起こして腫れることもあります。

◇治療方法◇

くりぬき法や手術にて切除する治療をします。
小さい場合や自覚症状がない場合は経過観察することもあります。

多汗症

体温調節に必要な量以上に汗をかいてしまい、日常生活に支障をきたす症状です。多汗症は、手や額、脇の下など部分的に汗をかく局所性多汗症と、全身性多汗症があります。原因がわからない場合が多いです。
局所性多汗症は、精神的緊張によっておこるものもあります。

◇治療方法◇

内服薬や外用薬による治療を行います。